デジタルサイネージは電子看板とも呼ばれ、従来の看板と違い音や映像を配信することが可能です。ディスプレイには液晶とLEDビジョンの2種類が主に使われており、それぞれ特徴が異なります。LEDビジョンは、その名の通りLEDが使われており、液晶と比べて非常に明るく遠距離からでも映像をはっきり視認することができます。液晶はバックライトによって光を照らす仕組みですが、LEDビジョンはLEDそのものが発光するため、昼間の屋外でも視認性が低下しません。

屋内タイプと屋外タイプがあり、屋外タイプは雨やホコリなどで故障しないよう、防水・防塵などの保護機能が付けられています。LEDビジョンを導入するメリットは様々ですが、最大の特徴は遠くからでもよく見え、効率的な情報伝達が可能となることです。さらに通常の電球と違って、LEDは紫外線を発生させませんので、紫外線に引き寄せられる虫が寄ってきません。また、LEDビジョンはユニットを組み合わせて構成されていますので、四角形だけでなく曲面や球体にすることもできます。

ユニットが組み合わさっている構造はメンテナンスのしやすさにもつながり、故障した際は壊れたユニットのみを交換するだけで済みます。液晶よりも本体は割高なため初期費用はかかりますが、電気代は抑えられるのでランニングコストの面では優秀です。一般的に寿命は10年ほどと言われており、長く使えるのも利点です。イベントなどで短期間利用するだけならば、レンタルすることで購入費用や管理料を節約することができます。