LEDビジョンは屋内用と屋外用で何が違う?
LEDビジョンと一口に言っても、大きく屋内用と屋外用に分けられます。これらは基本的な仕組みに違いはありませんが、屋外用は内部の精密機械部分に水やホコリが入らないような防水・防塵仕様となっています。加えて、屋外用は屋内用よりも過酷な環境にさらされるため、雨や紫外線で劣化しないように高い耐候性を有しているのも特徴です。屋内用と屋外用は熱対策にも違いがあります。
LEDビジョンは、夏場の晴れた日に太陽光が当たる部分は非常に高温になるため、屋外用には熱に強い素材が使われているとともに、熱を効率的に放出する仕様となっています。熱を放出する仕組みは、大きく冷却ファンを内蔵しているタイプと、ファンレス放熱のタイプがあります。明るさ(輝度)も屋内用と屋外用の違いです。屋内用の輝度は1、000~2、000cd/㎡ほどであるのに対し、屋外用は5、000~10、000cd/㎡ほどの輝度があります。
LEDビジョンを屋外で使用する場合の輝度は、1、000cm/㎡ほどで何とか視認できる程度ですが、そもそもLEDビジョンは多くの人に見てもらうことが目的なので、屋外用のLEDビジョンは最低でも5、000cm/㎡の輝度が必要です。なお、家庭用の液晶テレビやPCモニターは400cd/㎡ほど、スマホやタブレットは500~600cd/㎡ほど、液晶タイプの屋外用デジタルサイネージは1、000~1、500cd/㎡ほどとなっています。
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